ハーブティーは古くからある薬草茶
医学の祖「ヒポクラテス」の処方にある「ハーブの煮出した液を飲む」、これがハーブティーの起源と言われています。
中世には、修道士が医師の役割もあったので修道院の中には薬草園もあったそうですよ。
ハーブティーは一番手軽なハーブの利用法!
ハーブの有効成分の利用法は何種類かあります。
①インフュージョン・・・熱湯に浸してエキスを得る「ハーブティー」のこと
②デコクション・・・煎じて利用する
③チンキ・・・アルコールに漬け込んで利用する
④軟膏にして利用する・・・オイルやミツロウなどを使って作る
⑤発布・湿布として利用する・・・濃く煮出したハーブティーで湿布を作り患部へあてる
⑥浸出油を利用する・・・植物オイルを使ってハーブの油性成分を抽出する
⑦精油を抽出して使用する・・・水蒸気蒸留法、圧搾法、有機溶剤抽出法、油脂吸着法などがある
この中でも一番手軽に利用できるのがハーブティーですね!
19世紀には、化学や生理学の発展に伴ってハーブの有効成分の多くは化学的に合成され、化学薬品という形になり利用されてきました。
ハーブティーはその後も民間療法として今も引き継がれ、根付いています。
欧米では、今でもお茶として楽しむより薬としての利用が多いそうです。
ハーブをお茶として利用する=Wの効果!
ハーブをお茶として楽しむハーブティーは、その香りによるアロマテラピー効果と飲用による薬理効果の両方が期待できます。
飲用することにより、精油だけでは利用できないお茶に溶け出したタンニン・フラボノイド・ビタミン・ミネラルなどの水溶性成分を活用することができます。
また、グローブやセージなど刺激が強く精油として利用する場合は注意が必要なハーブも、お茶としてなら気軽に利用ができます。
心と身体の両方に優しく働きかけるのがハーブティー。
ハーブティーを心や身体のために使用したいのであれば、ハーブティーの薬効成分・効能について知っておくべきですよね!
ハーブティーの効能は大きく分けて3つ
ハーブティーの効能は大きく分けて3つに分類されます。
①リラックス効果・・・心や身体の鎮静、緊張や不安、イライラなどを緩和してバランスを取り戻す
②リフレッシュ効果・・・心や身体に活力を与える強壮作用、疲労回復など
③デトックス効果・・・体内の毒素排出、利尿作用、新陳代謝を高めるなど
さらに、ハーブティー全てに共通する効果があります。
- 抗酸化作用
- 食物繊維を多く含む
- ノンカフェイン
- コレステロールの排出
これらは全てのハーブに共通する効果・効能です。
ハーブティーの中には、妊娠中には控えた方がいいものや、持病・治療中の病がある方、小さなお子様など医師に相談した方がいい場合もあります。
ご自身の心や身体の状態・悩みに合ったハーブを見つけて、より効果的にハーブティーを役立ててくださいね!