こんにちは!poco-a-poco(@a__poco)です!
私は普段、演奏関係のお仕事をしていますが、その中で、
演奏会に招待された場合、
差し入れは持っていくのがマナー?
差し入れで困らせてしまわないか心配…
差し入れはいつどこで渡せるの?
という人が、とても多くいます。
とくに、少しかしこまった雰囲気の演奏会は、差し入れにも気を使いますよね。
私自身も、演奏会に招待された場合には、
場違いな差し入れにならないよう、また演奏者の負担にならないよう、非常に頭を悩ませます。
そこで、今回は、
演奏者が考える『演奏会の差し入れマナー』
を紹介します。
演奏会の差し入れの渡し方マナーも紹介するので、演奏会に招待されている人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
【演奏会の差し入れ】演奏者が考える差し入れの有無
さて、そもそも、
演奏会に差し入れを持っていくのはマナーなの?
という疑問です。
これに関しては、
演奏会の差し入れは、マナーというほど大袈裟なものはありませんが、強いて言えば最後に顔を見せに来てくれると嬉しいです!
これは、多くの演奏者が同じように思っていると考えてOKです。
基本的には、演奏者としては演奏を聴きに来てくれるだけで本当に嬉しいので、差し入れのあるなしは関係ありません。
また、マナーだとも思いません。
とくに、
チケットが有料の場合は、チケットの購入だけで『応援』の気持ちは伝わるものです。
しかし、演奏後にお客様のお顔を見られることは、演奏者としては非常に励みになるもので、
『招待された演奏会』の場合は、最後にお顔を見せに行くと喜ばれます。
その際、差し入れはあってもなくても全く気にはなりませんが、
お花や好みのものを手渡しされると、気持ちが華やぐのも事実です!
差し入れを持って行った方が良いケース
さて、実は、
差し入れを持って行った方がいい演奏会
もあるのは事実です。
それは、
ズバリ、恩師の演奏会や、お世話になっている人・目上の人の演奏会
です。
この場合は、
いつもお世話になり、ありがとうございます
大変学びになりました
など、感謝や尊敬の念を『差し入れ』という形で表すのが良いでしょう。
私自身、恩師の演奏会へは、手ぶらで行くことはありません…
また、恩師の演奏会の場合は、恩師から直接招待される場合がほとんどなので、必ず終演後に挨拶をしてから帰るのがマナー
だと考えます。
(大きなホールで挨拶の隙間がない場合は、差し入れにメッセージカードを添えて受付に預ける方が良いケースもあります)
その他、
有料のチケットを、招待券としていただいた場合は、差し入れを持っていくのが良いでしょう。
差し入れを受け付ない・不要のケース
さて、
大きな演奏会の場合は、差し入れ自体を受け付けない場合
もあります。
- 顔見知りではない場合(招待ではない場合)
- トッププロの演奏会で原則差し入れを受け付けていない場合
は、基本的には差し入れ不要です。
大きな演奏会の場合、お客様の数も多いので、基本的には差し入れを受け付けていないケースもあります。
どうしても差し入れを渡したい場合は、受付や会場でプレゼントを受け付けているかを確認してから、用意しましょう。
【演奏会の差し入れ】持っていくと喜ばれる演奏会もある
さて、演奏者としては、演奏会の差し入れはあってもなくても、聴きにきていただいただけで嬉しいものです。
しかし、
差し入れを持っていくと喜ばれる演奏会
もあります。
- 知人の演奏会に招待された場合
- 個人の発表会
- 自分の生徒や子供が出演する場合(子供の場合とくにプレゼントは嬉しい)
- ソロコンサート
- 受賞記念コンサート
- アマチュアの演奏会や発表会
これらの演奏会の場合は、
とくに個人の繋がりによって招待されている場合が多いので、直接挨拶や差し入れを持っていくと喜ばれます。
招待された演奏会の場合には、差し入れを持って終演後にお顔を見せてあげると喜ばれますよ♪
【演奏会の差し入れ】演奏者を困らせない渡す場所やタイミングマナー
さて、
演奏会の差し入れを渡すには『マナー』があります。
この『差し入れマナー』を知らないと、
演奏者を困らせてしまうことがある
ので、気をつけましょう。
差し入れを渡す場所としては、以下のものが挙げられます。
- 受け付けで預ける
- 楽屋を訪ねる
- ロビーで直接渡す
受け付けで預けることが決められている演奏会の場合は、
開演前の受け付けで『必ずメッセージカードに名前を添えて』預けておきます。
受け付けで差し入れを預かる場合、演奏者は終演後にまとめて受け取ることになリます。
その際、演奏者としても、差し入れをいただいた方やご来場いただいた方にお礼をお伝えしたいので、『誰から何を』いただいたのかが分からないと実は結構困ってしまいます…。
また、私の知り合いの演奏者では、
差出人不明の不審物として、本人の手には渡らなかったor怪しまれてしまったケース
もあります。
小さな演奏会や発表会、終演後演奏者とロビーや楽屋で会うことができる場合は、差し入れを直接渡すことができます。
『これが困った!』差し入れNGマナー
私が実際に演奏会で経験した、差し入れNGマナーも紹介しておきましょう。
それは、
ステージ上(ステージに駆け寄って)での花束贈呈
です。
これは、
ソロコンサートやアットホームなサロン形式のミニコンサートは、OKの場合も
ありますが、
発表会などで前後に他の出演者もいる場合
アンサンブル演奏等でステージに他の出演者もいる場合
で、『個人にのみ渡す』のはNGです。
その理由は様々ですが、
- 花束の贈呈により鳴り止まない拍手が、舞台の進行を妨げる可能性がある
- 次の演奏者への配慮(子供であれば萎縮してしまう)
- 他の出演者への配慮(ステージ上に留まらなければいけなくなる)
- 演奏者が気が付かずに舞台袖へはけてしまう
などが挙げられます。
実際に、私も、花束を持って駆け寄ってきた方に気が付かず、袖へ引っ込んでしまったことがあります。
また、花束を受け取ってしまい、後で先生に怒られてしまったこともあります。
ステージ上での花束贈呈は、
演出の一つとして、主催者側が企画している場合がほとんど
ですので、サプライズとして渡すのはやめておきましょう。
また、ソロコンサートやアットホームなサロン形式のミニコンサートの場合でも、
演奏直後にステージに駆け寄るのではなく、終演後に直接手渡すのがベター
です。
その他、
演奏前の突然の楽屋訪問も基本的にはNG
です。
演奏会前は、演奏者にとって集中力を高める大切な時間です。
また、アンサンブル等複数のメンバーとの演奏会では、打ち合わせをしていることもあります。
その他、舞台スタッフや司会との打ち合わせなど、演奏会前は何かと動きが多いこともあります。
差し入れの渡し方によっては、演奏者の居心地を悪くしてしまうこともあるので、
演奏者と気心が知れた仲であるなど、事前に許可がない場合は、受け付けで差し入れの渡し方を聞いておくと安心ですよ。
差し入れを渡すのは、終演後にしましょう。
どうしても時間の都合で、終演後に会えないという場合は、受け付けに預けておけば必ず演奏者に届けてもらえますよ。
【演奏会の差し入れ】渡し方さえ間違えなければOKです!
演奏会の差し入れマナーをお伝えしました。
演奏会に招待されると、『華やかな場に相応しいものを何か差し入れしなくては!』と張り切ってしまいますよね。
しかし、演奏者としては、あまり気を張らずに気軽に来てもらい、演奏を聞いてもらえれば嬉しいのものです。
ほとんどの演奏者は、そのように考えていると思ってOKです!
演奏者との普段の関係によっては、差し入れを持って行った方が良いこともあります。
恩師の演奏会や、お世話になっている人・目上の人の演奏会
有料のチケットを、招待券としていただいた場合
これらの場合は、感謝や尊敬の気持ちを『差し入れ』という形で表すのが良いでしょう。
- 知人の演奏会に招待された場合
- 個人の発表会
- 自分の生徒や子供が出演する場合(子供の場合とくにプレゼントは嬉しい)
- ソロコンサート
- 受賞記念コンサート
- アマチュアの演奏会や発表会
これらの演奏会の場合は、
とくに個人の繋がりによって招待されている場合が多いので、直接挨拶や差し入れを持っていくと喜ばれます。
演奏会での差し入れは、渡し方さえ間違えなければ、演奏者としてはとても嬉しく、その気持ちがまた次の演奏への励みにつながります。
差し入れはあってもなくても、演奏を聴きにきていただけるだけで嬉しいものですが、差し入れやその気持ちが嬉しいのは隠せません!