こんにちは!poco-a-poco(@a__poco)です!
40歳から2年に1度の検査が推奨されている『マンモグラフィ』や『超音波検査』などの乳がん検診ですが、
30代の私も、つい先日『マンモグラフィ』と『超音波(エコー)』のどちらも受けてきました!
『マンモグラフィ』と言えば、
痛くて冷汗が出る!
痛すぎて二度と受けたくない!
など、事前情報が刷り込まれていたので、検査当日は本当にドキドキしました。
今回は、
しこりなど気になることがあるけど、『マンモグラフィ』が怖い人
胸が小さくてマンモグラフィが不安な人
マンモグラフィの痛みはどんなものなのか気になる人
に、経験したてホヤホヤの私の経験談を紹介します!
マンモグラフィとエコーどっち?マンモグラフィは断れる?
さて、これから乳がん検診を受ける人や、しこりなど気になる症状がある人は、
・マンモグラフィかエコーのどっちを受ければいいの?
・まずはどちらか一つでもいいの?
という疑問はありませんか?
マンモグラフィが痛いと聞けば、なおさら、まずはどちらか一つだけと考えている人もいることでしょう。
私が、実際に医師・技師の方から受けた説明を紹介します。
『エコーだけ』が選択できる場合
40歳以下で、乳腺が発達している場合は、マンモグラフィを撮っても胸全体が白く映ってしまい、しこりの判別が難しいそうです。
40歳以下の場合は、まずはエコーでの診察によってしこりの有無を確認するのが有効だと言われています。
市の健康診断でも、40歳以上はマンモグラフィ検査があるのも、40歳以降に乳がん罹患率が上がることの他、40歳以下ではマンモグラフィでは正確にしこり等を発見することが難しいということです。
『マンモグラフィでは見えないしこりも、エコーでは見えた』ということもあるようです。
実際に、30代の私も、エコーでの診察の後日にマンモグラフィを撮ったところ、
先にエコーでしこりを確認していたから、何となくしこりを判別できるものの、マンモグラフィでは乳房全体が真っ白に映ってしまい、その中の一部に何となくふんわりとしこりが見られる程度、と言われました。
エコーでの所見で、良性の可能性が高い場合は(明らかな線維腺腫など)、まずはエコー検査のみで診察が終了することがあります。
エコーでは、しこりの石灰化を見つけることが出来ないので、
気になる症状が他にある場合は、エコーだけで診察が終わることはありません。
マンモグラフィとエコーが必要な場合
さて、マンモグラフィとエコーの両方が必要なのは、
- 40歳以降の人
- 三親等以内に乳がんにかかった人がいる
- しこりがどんどん大きくなっている
- 乳頭からの分泌物がある・赤みがある等の症状がある場合
などの場合です。
所謂、『乳がん』など悪性腫瘍の可能性が高い場合です。
この場合、仮にエコー検査のみを希望しても、結局はマンモグラフィも撮ることになるでしょう。
エコー検査では、しこりの有無や形は判別できますが、『石灰化(=癌の可能性)』を見つけることができません。
また、反対に、マンモグラフィでは見落とされるようなしこりもエコーでは発見できたり、エコーではしこりが良性か悪性かの判断に繋がることもあります。
症状がある場合、マンモグラフィとエコーのどちらも行うことは、覚悟を決めて受診するしかありません!
マンモグラフィは断れる?
さて、『まずはエコー検査だけをしたい』という人もいますよね。
私の場合は、『しこり』に自分で気が付いたので、今回の検査に至りました。
しこりは気になるものの、『まずはエコーだけにして、必要な場合はマンモグラフィを撮ろう』と軽い気持ちで行きました。
しかし、実際は、
『まずはマンモグラフィから撮りますので、こちらにどうぞ!』
と、当然のようにマンモグラフィを促されて、心の準備ができていなかった私は、
初回の検査では、マンモグラフィをお断りしてしまいました。
技師さんも、『本当はマンモグラフィを勧めたいけど…では、エコーで問題が見つかれば、マンモグラフィを撮りましょう』と提案をしてくれたので、
断ったことによって、診察態度が変わるなどの、診察への影響はありませんでした。
結局、私の場合は、自分でも気が付いていた通り、エコーでも『しこり(腫瘍)』が確認され(しかも自分で気が付いていた以上の数が!)、マンモグラフィを勧められました。
しかし、ここでも、
『患者さんの了承なしに行える検査ではありませんので、あくまで任意になります。どうしても嫌なら、今回は初診なので経過観察にして、次回でもよいです』
と、選択できるような提案をしていただいたので、『次回』を選択しました。
(明らかに緊急性のあるような所見の場合は、このような選択肢はありません)
『しかし、次回受診までの間に少しでも変化を感じた場合は、あなたの意志に関係なくもうマンモグラフィや針生検を行うしかありません!』
とのことでしたので、とりあえず臆病が行き過ぎな私は、マンモグラフィを次回に持ち越しました。
エコー検査だけでは、診察にも限界があるので、診察結果も『あくまでエコーでは○○ですよ』との診断しかできません。
明らかにエコーでの見え方が良性の場合以外は、結局は不安を抱えながら次回の診察を待つことになるので、精神衛生上どちらが良いとも言えませんよね。
この辺りは、ご自身の臆病との闘いになります…。
マンモグラフィ検査の流れをサクッと紹介!
さて、マンモグラフィ検査の流れをサクッと紹介しておきましょう。
- 問診表を記入
- 検査着に着替える
- アクセサリーや時計などを外して、髪の毛は後ろで結ぶ
- 担当の技師に呼ばれるまで待機
- 右胸2枚(横・斜め)、左胸2枚(横・斜め)の計4枚を撮影
- 良い画像が取れていることが確認できたら、撮影終了
胸を機械に挟んで正しくセットできたら、撮影自体は10秒程度です。
この辺りのスピード感は、技師さんの腕にかかっているのだとか!
実際に、私の担当技師さんは、胸を挟むのも、挟んでからの撮影も、かなりスムーズでした!
ですので、『もう終わったの?!』というほど、あっという間にマンモグラフィが終わりました!
胸を機械にのせて圧迫する際に、技師さんが胸をかき集めてくれて、スイッチを押すと自動で圧迫が始まります。
その際に、技師さんは手で胸を集めて固定してくれているので、機械の圧迫に合わせてギリギリのところで手を放します。
この手を放すタイミングが少しでもずれると、胸をうまく潰して正しい画像が撮れないのだそうで、実際に私も1回だけ失敗がありました。
周りで、『あそこの技師さんが上手だよ』という声があれば、それを頼りに受診してみるのもおすすめです。
マンモグラフィ検査に行くときの服装
さて、マンモグラフィやエコーでは、検査着に着替えることになります。
その際に着替えるのは、上半身のみなので、ワンピースなど全身が繋がっているものは非常に不便です。
もしかしたら、希望をすれば検査着の上下を貸してくれるのかもしれませんが、私の受診した病院では、上着のみの貸し出しでした。
スカートやパンツとトップスなど、上下が別々になった服装がおすすめです。
また、ブラジャーやインナーなどは全て脱いで検査着になってしまうので、下着にはとくに気を使う必要はありませんよ。
マンモグラフィは胸が小さいと痛い?『B65』の私の場合
さて、まだマンモグラフィを受けたことがない人は、
・胸が小さいと痛そう…
・胸が小さいけど、マンモグラフィで挟めるの?
という不安がありませんか?
実は、私が初診でマンモグラフィをお断りしてしまったのも、
・脂汗が出るほど痛い!
・二度と受けたくない!
と、周りの経験者から聞かされていたからです。
では、『B65』の私の場合をお伝えしましょう!
ずばり、マンモグラフィの痛みを言葉で表すなら、
強めの下着フィッティング程度でした!かなり拍子抜けです!
B65と言えば、ご想像の通り、ブラジャーを外してしまえば、胸が消えてしまいます…
マンモグラフィなんて、一体どうやってこの胸を挟むのかと、疑問でしたが、
そこは、技師さんの腕が良かったようで、それほど時間をかけずとも撮影を終えることができました。
マンモグラフィの機械の前に立ち、技師さんの指示に従って所定の位置・体制になったら、技師さんが左右・上下から寄せ集めてくれた胸を、機械の自動圧迫が始まるまで手で押さえてくれています。
圧迫されるギリギリのタイミングで、技師さんが素早く手を抜き去り、
胸が圧迫されたら、そこから10秒もかからないほどで、まずは1枚パシャ!
その調子で、角度を変えて撮影し、片胸2枚ずつ計4枚の撮影を行います。
『痛い』と言えば、
皮膚を挟むのが『つままれるような』痛さとも言えますが、
胸を挟むのは硬い板ではなく丸みを帯びた透明のプラスチックの板のようなものなので、
圧迫感と表現する方が正しいかもしれません。
もちろん、マンモグラフィの痛みは個人差があるようですが、
『胸が小さいから痛いということはありません!』
とのことです。
どうやら、マンモグラフィの痛みに胸の大きさは関係がないようです。
私にとっては、マッサージや指圧の方が遥かに痛みを感じるというレベルでした。
マンモグラフィが痛くない方法
さて、担当の技師さんに伺ったところ、マンモグラフィの痛みは、胸が小さいか大きいかは関係がないということでした。
マンモグラフィが痛い理由としては、
乳腺が発達している・乳腺密度が濃い
場合だそうです。
乳腺の発達や密度は、年齢も関係ありますが、女性ホルモンの影響も大きく関係しているのだそうです。
生理前や排卵期に、『胸が張る』などの『乳房痛』があることがありませんか?
この『乳房痛』は、女性ホルモンのサイクルによって引き起こされています。
しかし、『乳房痛』は、感じる人もいればほとんど感じないという人もいます。
もし自分が『乳房痛』を感じやすいタイプなら、マンモグラフィ検査は乳腺が張っている生理前は避ける
のが痛みを軽減するコツだそうです。
マンモグラフィ検査を受けるなら、
生理の終わりかけの頃~、胸の張りが落ち着いて柔らかくなってきた時
がおすすめだそうですよ。
マンモグラフィは胸が小さくても大丈夫!技師さん次第で痛み軽減も
気になる『マンモグラフィ検査の痛み』についてお話しました。
マンモグラフィは、『痛い』という情報がありすぎて、検査を受ける以前に『恐怖心』が先行してしまいますよね。
私の場合は、自分で『しこり』を発見していたのが、検査のきっかけとなりました。
初診ではマンモグラフィをお断りしてしまい、エコー検査のみを行いましたが、結局後日マンモグラフィを受けるとになりました。
もちろん、恐怖心はありましたが、エコー検査でしこりの形や大きさを自分でも確認し、自分自身の現状を納得した上でマンモグラフィを受けることができたのが、精神的には良かったです。
これは、技師さんや先生が、マンモグラフィが必要な理由を私が納得するようにきちんと説明してくれたからだと思っています。
また、実際のマンモグラフィ検査でも、技師さんの手際の良さや声掛けなどにより、噂の痛みは『強めの下着フィッティング程度』でした。(個人差はあります)
ですので、もしマンモグラフィの痛みが不安な方は、評判の良い技師さんがいるところをリサーチしておくのもおすすめです。
『何でも経験してみないことにはわからない』とは言いますが、私にとってはまさにマンモグラフィがそうでした!
マンモグラフィは、とくに女性にとっては大切な検査です。
私の体験談が、一人でも多くのマンモグラフィ検査に繋がりますように。