こんにちは!poco-a-poco(@a__poco)です!
アロマテラピーで欠かせないのが、油性基材である
植物油(キャリアオイル)
です。
精油そのものは、植物成分を凝縮したとても刺激が強いものなので、直接肌に塗布することができません。
そのため、精油をボディケアやスキンケアに利用する際には、希釈する必要があります。
その希釈する基材の一つが『植物油(キャリアオイル)』です。
植物油(キャリアオイル)には、いくつかの種類があり、用途やお肌のタイプに合わせて選ぶことができます。
ここでは、比較的手に入りやすい植物油(キャリアオイル)の種類と効能を紹介します。
とくに、アロマテラピーでの使用におすすめの
『精油の香りを邪魔しない』植物油(キャリアオイル)
を中心に紹介していきます。
植物油(キャリアオイル)の種類
植物油(キャリアオイル)には、非常にたくさんの種類があります。
その中でも、
植物油(キャリアオイル)自体がほぼ無臭で、精油の香りを邪魔しないもの
がアロマテラピーでの使用におすすめです。
スイートアーモンドオイル
スイートアーモンドオイルは、スイートアーモンドの種子からとれる植物性油脂です。
オレイン酸を豊富に含み、お肌を柔らかくしてくれる『エモリエント効果』があります。
また、ビタミンEも豊富に含まれているので、『抗酸化作用(アンチエイジング)』が期待できます。
どんな肌タイプにも合う植物油(キャリアオイル)で、初心者の人にもおすすめです。
色…無色~淡黄色
効能…肌のエモリエント効果、抗酸化作用、皮脂の過剰分泌を抑える、保湿、血行促進、抗炎症作用
オリーブオイル
オリーブの果実からとれる植物性油脂です。
オレイン酸とリノール酸が豊富に含まれている他、ビタミンA、ビタミンEが豊富に含まれているので、シミ・シワ改善に役立ちます。
肌馴染みがよく、浸透力高いのも特徴です。
酸化しにくい植物油(キャリアオイル)として、初心者の人にもおすすめです。
色…淡黄色~淡緑黄色
効能…抗酸化作用、抗炎症作用、保湿、鎮静作用、肌のエモリエント効果、疲労回復
マカダミアナッツオイル
マカダミアナッツの種子からとれる植物性油脂です。
主成分はオレイン酸とパルミトレイン酸です。
最大の特徴は、パルミトレイン酸を約20%含有していることです。
パルミトレイン酸は、人間の皮脂にも含まれることから、マカダミナッツオイルは『皮脂の構成に近く浸透力に優れたオイル』と言えます。
パルミトレイン酸は、加齢とともに減少していくため、アンチエイジングにおすすめの植物油(キャリアオイル)です。
ベタつきがなく、肌表面からすぐに消えるような使用が非常に扱いやすい植物油(キャリアオイル)です。
酸化しにくい植物油(キャリアオイル)の一つです。
色…淡黄色
効能…抗酸化作用、ターンオーバーを促す、保湿、抗菌作用、抗炎症作用
ホホバオイル
ホホバオイルには、
クリアホホバオイル…精製度が高く、無色透明
ゴールデンホホバオイル…未精製、黄金色
の2種類があります。
よりさらりとして香りが少ないのは、クリアホホバオイルです。
低温で固まることがあるので、保管温度に注意が必要です。
人間の皮脂成分と似ているので、肌への浸透力が高い植物油(キャリアオイル)です。
全ての肌タイプで使うことが出来ますが、ビタミンEを豊富に含むことから『抗酸化作用(アンチエイジング)』に役立てることができます。
酸化しにくく、品質の変化が少ないので、初心者にも扱いやすいでしょう。
色…無色~黄色
効能…保湿、皮脂バランスを整える、抗酸化作用
アプリコットカーネルオイル
アプリコットカーネルオイルは、杏仁の種子からとれるので『杏仁オイル』とも呼ばれます。
ビタミンやミネラル、オレイン酸を豊富に含み、皮脂成分と似ているので肌馴染みの良い植物油(キャリアオイル)です。
肌の新陳代謝を促すので、シミ・シワ改善の他、肌荒れやイボの改善に役立てることができます。
とくに乾燥肌におすすめの植物油(キャリアオイル)です。
酸化しにくいのも、アプリコットカーネルオイルの特徴です。
色…無色
効能…抗酸化作用、肌のエモリエント効果、抗炎症作用、イボの改善、ターンオーバーを促す
植物性スクワラン
植物性スクワランは、オリーブオイルやトウモロコシ、大豆などに含まれている『スクワレン』に水素添加を行って作られた成分です。
保湿力に優れ、さらりとしているので、敏感肌にも使うことができます。
ターンオーバーを促すことで、シミ・シワ改善に役立てることができます。
酸化しにくい植物油(キャリアオイル)です。
色…無色透明
効能…保湿、肌のエモリエント効果、抗炎症作用、ターンオーバーを促す
セサミオイル
セサミオイルは、『ゴマ油』のことです。
キャリアオイルとして使用するのは、『食用』ではなくキャリアオイルとして精製されたものを使用しましょう。
ビタミンA、ビタミンB、ビタミンE、ミネラルなどが豊富に含まれ、抗酸化作用や保湿力に優れています。
乾燥肌にもおすすめです。
酸化しにくい植物油(キャリアオイル)の一つです。
色…無色~淡黄色
効能…抗酸化作用、抗炎症作用、肌のエモリエント効果、皮脂バランスを整える、ターンオーバーを促す
アルガンオイル
アルガンオイルは、大量の実から少量しか採取できない希少なオイルです。
ビタミンEが豊富に含まれているので、抗酸化作用に優れています。
保湿力が高いので、乾燥肌にもおすすめです。
また、メラニンの生成を抑えるので、日焼けケアにも役立てることができます。
浸透力高いので、とくにスキンケアに利用する人が多い人気の植物油(キャリアオイル)です。
色…淡黄色
効能…抗酸化作用、抗炎症作用、血行促進、ターンオーバーを促す、保湿、肌のエモリエント効果
椿オイル
椿オイルは、オレイン酸を豊富に含み、その量はオリーブオイルよりも多く『85%~90%』がオレイン酸で構成されています。
オリーブオイルよりもリノール酸が少ないので、より肌馴染みが良く、酸化しにくい植物油(キャリアオイル)です。
紫外線カットが期待できる植物油(キャリアオイル)です。
アトピー肌や乾燥肌、ニキビ肌にもおすすめです。
色…淡黄色
効能…抗酸化作用、保湿、肌のエモリエント効果、抗菌作用、ターンオーバーを促す
グレープシードオイル
グレープシードオイルは、ブドウの種子からとれるオイルです。
リノール酸、ビタミンEを豊富に含み、抗酸化作用のある植物油(キャリアオイル)です。
他の植物油(キャリアオイル)に比べると、軽くさっぱりした質感が特徴です。
伸びが良いオイルで、ニキビや皮膚トラブルの緩和が期待できることから、敏感肌や脂性肌にもおすすめの植物油(キャリアオイル)です。
質感としては初心者にも使いやすいオイルですが、やや酸化しやすい点には注意が必要です。
色…無色・淡黄色~淡緑色
効能…抗酸化作用、肌のエモリエント効果、保湿、肌を引き締める
ココナッツオイル
ココナッツオイルは、植物油(キャリアオイル)の中でもとくに酸化しにくいオイルです。
浸透力く、髪や肌を乾燥から守る『保湿力』に優れています。
脂性肌にもおすすめの植物油(キャリアオイル)です。
色…無色
効能…抗酸化作用、保湿、肌のエモリエント効果、抗菌作用
【用途別】植物油(キャリアオイル)の種類
さて、ここからは用途別におすすめの植物油(キャリアオイル)を紹介していきましょう。
ヘアケアにおすすめ
植物油(キャリアオイル)の中でも、とくにヘアケアにおすすめのオイルです。
頭皮環を健やかに整えたり、ヘアパックでは頭皮の汚れを浮かすのが得意なオイルです。
- ホホバオイル
- アルガンオイル
- 椿オイル
- ココナッツオイル
ボディケアにおすすめ
植物油(キャリアオイル)の中でも、とくにボディケアにおすすめのオイルです。
伸びが良く、広範囲に広げやすいのが特徴です。
- スイートアーモンドオイル
- マカダミアナッツオイル
- ホホバオイル
- 植物性スクワラン
- セサミオイル
- グレープシードオイル
フェイスケアにおすすめ
植物油(キャリアオイル)の中でも、とくにフェイスケアにおすすめのオイルです。
抗酸化作用に優れ、しっとりとした使用感が特徴です。
- スイートアーモンドオイル
- オリーブオイル
- マカデミアナッツオイル
- アプリコットカーネルオイル
- アルガンオイル
- ココナッツオイル
自分に合った『愛用』植物油(キャリアオイル)を見つけよう!
アロマテラピーの油性基材である『植物油(キャリアオイル)』の種類を紹介しました。
植物油(キャリアオイル)は、実はまだまだたくさんの種類があります。
アロマテラピーでは、精油の香りによる効能を取り入れるため、
なるべく精油の香りを邪魔しない植物油(キャリアオイル)がおすすめ
です。
植物油(キャリアオイル)は、
油性基材としての役割だけではなく、自分の肌タイプや用途に合った植物油(キャリアオイル)を見つければ、よりスキンケアやボディケアにプラスに働きます。
植物油(キャリアオイル)によって、質感や効能が異なるので、ぜひ自分にぴったりの植物油(キャリアオイル)を見つけてくださいね!